〈 4ヶ月 〉

我が家の三女、最期の闘病生活について

動物の種類:小型犬
ペットの名称:ヨークシャテリア
性別:女の子
消化器官
急性膵炎
余命宣告:1週間
実際の余命:4ヶ月
治療費:150万円〜200万円
Natsumaru
突然のことでした。食べることが大好きな子がご飯を食べなくなってしまい、異変に気付いた母が病院へ連れて行ったところ、急性膵炎で病状ひどく、もってあと3日と宣告されました。何を言われているのか一瞬理解できませんでした。
13年間定期健康診断は欠かさず行っていましたし、病気もせず、むしろ心臓が強いからこの子は長生きすると言われてきました。ですから、これからもずっと一緒でそれが当たり前だと思っていました。
藁にもすがる思いで、何件も病院をあたりやっと診てくださるお医者様に出会えました。
手術や人工透析ができる体力も無いけれど、点滴を続けて一緒に頑張りましょうと。
お休みの日でも時間外でも何かあればすぐ電話してくださいと、とても親切なお医者様は私たち家族と同じく決して諦めず懸命な治療をしてくださいました。
毎日点滴を6時間、ご飯はPHコントロールのものを食べられるだけ。点滴の間は私がずっとお腹の上に寝かせて抱っこしていました。点滴のせいで細くなっていく腕、自力では立てても歩けないほど弱っていく姿は今でも鮮明に覚えております。
闘病中、一時的でしたが奇跡的な回復を遂げて家族と草原を走り回れたこと、痛かったかもしれないけど嬉しそうに走っていた姿を見れたこと、何よりとても幸せでした。今でもその時の写真や動画を見ると涙が止まりません。
もう大丈夫なんだと安堵していたのも束の間、その2ヶ月後に心臓発作を起こし虹の橋へと旅立ってしまいました。

欲しがっていたからと言って人間の食べ物を与えてしまっていたこと、大学生になって実家を出たこと、亡くなった当日バイトに行ったこと。病気に気づいてあげられなかったこと、苦しい闘病生活をさせてしまったこと、結局救えなかったこと。何の選択が正しかったのか。。。悔いても悔いても悔やみきれないことばかりです。
ですが、私たちは13年間彼女を愛し、愛をたくさん返してもらいました。私が8歳の時に、どうしてもとお願いして飼ってもらったその日から、一緒に成長してきた日々はかけがえのない宝物です。悲しい記憶が鮮明ではあるけれど、それ以上に幸せな思い出でいっぱいです。

ワンちゃん猫ちゃんのご家族の皆様へ
1日でも1秒でも長く一緒に過ごせるよう、愛し続けて頂きたいです。わずかな変化も見過ごさず、もし病気になってしまったら決して諦めずできる限りを尽くしてください。虹の橋へ先に旅立ってしまっても、ご自身を責めないでください。愛していたこと愛されていたこと、幸せだった日々を思い笑顔で生きていきましょう。きっとまた会えます、どこの子も寂しがりやなはずですから、橋のふもとできっと待っていてくれているはずです。

Eternalfamilyの団体の皆様へ
私たちは治療にかかる費用を惜しまず、できる限りを尽くしました。ですが、ワンちゃん猫ちゃんのご家族の中には経済的に難しいかもしれません。そのため、ワンちゃん猫ちゃんの医療保険の制度がもっと手厚くなってほしいと思います。また、特に田舎ですと動物病院がそもそも少ないということもあるため、24時間365日診てくださるような動物の医療機関の充実も望みます。たくさんのワンちゃん猫ちゃんを救うため、これらのご支援を検討頂けますと幸いです。
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獣医師
はじめまして
Eternal family 専属獣医師です。
余命を1週間と宣告されて実際には4か月生き抜いたのは親御さんの手厚い看病があったからだと思います。
[何の選択が正解だったのか…]という疑問には、お子様のために親御さんのできる範囲内でできる事を惜しみもなくやってあげることが正解だと私は思います。話すことはできませんが動物たちには伝わっています。 
幸せな思い出をこれからもずっと大切にしてあげてください。

•医療保険制度の充実
•動物病院の地方と都市部の医療体制の格差
以上2点は多くの飼い主様やその家族である動物たちの為に改善すべき重要事項であるとeternal family でも認識しております。
今後、様々な形で動物を家族に迎えている皆様の助けになるようにと設立者の友永は信念をもって日々活動しています。改めて具体的な活動を報告できるように、さらに精進してまいります。
2020-07-16 22:31:28

OES、犬の鼻の癌、最後の治療

動物の種類:大型犬
ペットの名称:オールドイングリッシュシープドッグ
性別:女の子
鼻腔内腫瘍
余命宣告:6ヶ月
実際の余命:4ヶ月
友永真也
ワンコの健康診断で、偶然鼻の癌を早期発見しました。 早期だったので、治療すれば治る可能性が高いと促され放射線治療をしました。 治療後は放射線が脳に当たり約2ヶ月で意識混濁し始め、歩く事さえ出来なくなりました。 おしっこをするのも自力では出来ずに膀胱を手で圧迫して、排尿を促していました。 床ずれが起きないように3時間に一回は寝ている方向も変えました。 寝たきりの生活が約1ヶ月続き、最期の時は息をするのも苦しそうにゆっくりと息絶えました。 鼻の腫瘍は悪性の確率が高く、なってしまうとほとんどの確率で亡くなってしまうので、出来れば何もしなかった方が良かったなと今は思っています。 しなかったらしなかったで、あの時放射線をしていたらという無限ループに陥ってしまうのですが… 次同じ事が起きた場合は何もしない選択をします。 最期寝たきりになって1ヶ月向き合う事が出来たので、心の準備をさせてくれたワンコには感謝しています。 皆さんも自分のわんこと過ごす時間はかけがえの無い物で、限られた物ですのでどうか大切にしてください。
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